大掃除や引っ越しなど物を捨てるタイミングに、捨て方が分からず迷ってしまった経験はありませんか?
捨てる物が大きければ大きいほど、簡単にゴミとして捨てることができないので厄介です。
そんな捨て方に悩んでしまう物の一つがマットレスです。マットレスは、ただ大きいだけでなく厚みや重みもあるので家から搬出するだけでも大変!
ここでは、そんな捨て方に迷うマットレスの捨て方についてご紹介します。捨てる予定がある方、必見です。
このページの目次
マットレスの捨て方をご紹介する前に~マットレスのサイズと種類~
一言でマットレスと言っても、必ずしも同じ方法で捨てられるとは限りません。それもそのはず、マットレスには種類があり、それぞれの構造や使われている材質が異なります。
まずはお使いのマットレスがどういったタイプか判別しましょう。
マットレスのサイズを知る
大きなものを捨てるとき、問題となるのがそのサイズです。
マットレスのサイズは長さ195センチが標準ですが、ロングサイズのものだとさらに10センチ長い205センチになります。
- シングル…90~100センチ
- セミダブル…120センチ
- ダブル…140センチ
- クイーン…160~180センチ
- キング…180~200センチ
一般的なシングルであれば、粗大ゴミセンターや業者に問い合わせた際にもマットレスと伝えればサイズも問題ありませんが、それ以上の特に大きなマットレスの場合、しっかりとサイズ測定の上伝える必要があります。
コイルマットレス
金属でできたスプリング(コイル)を使用しているコイルマットレスには、一つひとつのコイルを袋に入れ、配列した「ポケットコイル」と1本の金属ワイヤーでコイルを編んだ「ボンネットコイル」マットレス、コイルを高密度に配置した「高密度連続スプリングマットレス」の3種類あります。
コイルを使用している分、他素材のマットレスと比較すると重みや厚みがあるのが特徴で、捨てにくいマットレスといえます。
ノンコイル系マットレス(低反発・高反発)
コイルを使用していないノンコイル系マットレスには大きく分けて2種類あります。
まず一つめの低反発マットレスは、その名の通り、低反発のマットレスです。重みや温度に反応し、身体が沈むのが特徴で、柔らかさを求める方におすすめ。通気性があまり良くないので湿気が溜まりやすいデメリットもあります。
続いて高反発マットレスは、耐久性に優れ、理想的な寝姿勢で寝ることができるなどメリットが多い一方で、低反発マットレスと同様通気性が良くないというデメリットが。
寒いと硬く、暖かいと柔らかくなる性質から、暖かい季節には高反発機能が低下する可能性もあります。
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コイルマットレスとノンコイル系マットレスを比較すると、耐久性の面ではコイルマットレスに劣ります。
ただ、その分軽くて扱いやすいので、短期スパンで買い替えることを考えると、ノンコイル系マットレスがおすすめです。
マットレスの捨て方
では、「簡単にゴミとして処分したらよいのでは?」と思っている方必見!
マットレスの捨て方をみてみましょう。
燃えるゴミとして処分する
一番手軽な捨て方、それが燃えるゴミとして処分する方法です。
コイルを使用していない、ノンコイルマットレスの場合、燃えるゴミとして処分できる場合もあります。
できるだけコンパクトに畳み、固定するよう紐で縛るなどして出しましょう。
ただ、各自治体によっては燃えるゴミのサイズ規定や分別指定などから燃えるゴミとして処分できない場合もあります。その場合、粗大ゴミとして処分する必要があるので、不明な場合は事前に確認することをオススメします。
粗大ゴミとして処分する
マットレスの捨て方として一般的なのが粗大ゴミとして処分する方法です。
直接粗大ゴミセンターに持ち込むか、あるいは指定場所までの回収を依頼するかの2パターンになります。
直接粗大ゴミセンターに持ち込む場合は、あるいは粗大ゴミセンターが空いている日にそのまま持ち込むことができますが、自治体によってはあらかじめ予約が必要となる場合もあるので注意しましょう。持ち込む手間がかかるものの、回収を依頼するよりも安価で処分できる点がメリットです。
また、回収を依頼する場合は、地域のスーパーやコンビニなどで「有料ゴミ(粗大ゴミ)処理券」を購入し、処理券に必要事項を記入の上、処分するマットレスに張り回収場所まで持っていくというのが主な流れです。
処理券に必要な必要事項は「申込者の氏名・受付番号・収集日」です。
ちなみに処理券購入にかかる費用は自治体により異なりますが、平均1,000円~2,000円程度です。料金に関しては各自治体のホームページに記載があるので確認しましょう。
また、必ず指定された期日に回収場所に運ぶこと。前日に出す人もいますが、大きいものだけに他のゴミを捨てる人の迷惑になったり場合によっては雨が降ってマットレスが濡れることも考えられます。
マットレスを解体して処分
コイルマットレスの場合、自治体が粗大ゴミとしても回収してくれない可能性もあります。
その場合、次にご紹介する民間の回収業者に委託することになりますが、数千円~数万円程度の費用がかかります。
極力費用を節約したい場合には自分で解体する方法があります。
手順は以下の通りです。
- カバー部分をカッターで切る
- 中に詰められている綿を抜く
- スプリングをバラバラにする
手間はかかりますが、小分けにすれば燃えるゴミ・燃えないゴミに分別して普通ゴミとして処分することが可能です。
民間の回収業者に委託する
民間の粗大ゴミ回収業者に委託すれば、自宅まで取りに来てもらって料金を支払うだけなので最も簡単にマットレスを処分することができます。
ただ、数千円~大きさや業者によっては1万円程度の費用がかかる場合もあるので、あらかじめいくつかの回収業者に問い合わせの上料金比較をして委託する業者を決めましょう。
中には悪質な業者もいるので、気持ちよく処分するためにも、下調べが重要となります。
家具の中でも大きなマットレスは、回収所まで運ぶだけでも労力と時間を要します。特に、エレベーターなどがなく階段で運ぶ必要がある場合や高齢で重いものを運べない場合等には回収業者を委託して安全に処分することをオススメします。
番外編:販売業者に下取りを依頼する
マットレスを手放す方法は「処分」だけではありません。
今使っているマットレスを処分して、また新たにマットレスを購入する場合、販売業者・店舗によっては古いマットレスを下取りとして引き取ってくれる場合もあります。
大型家具店や通販サイトでも実施している場合があるので確認しましょう。
また、有名ブランドのものの場合、マットレスやベッドなどを取り扱っているリサイクルショップで引き取ってくれることも。
ただ、この場合いくつか条件があり
- 使用年数が短い
- 汚れや傷がない
- スプリングがへたっていない
などの条件を満たしている場合、引き取りの対象となります。
番外編:インターネットオークション・アプリで販売する
近年急激に需要が高まっているのが、インターネットオークションやフリマアプリです。
捨てることに抵抗がある方と、新品でなくても良いから購入したい方の需要がマッチすれば、お互いの間で取引することができます。
ただ、自分で梱包や配送の手続きをしなければいけないので手間がかかるので、急な引っ越し等で処分したいと考えている方には向きません。
長期的に手放したいと考えている方はチャレンジしてみても良いかもしれません。
マットレスの捨て方~安心して処分するために~
大きくて重いマットレスの処分にお困りの方、処分方法や手順さえ知っておけば、安心して処分することができます。
「必要ない=処分」ではなく、リサイクルや下取りなどを利用する方法も覚えておくと役に立つかもしれませんね。
どの方法で処分するかは場合によってそれぞれですが、自分に合った方法を選んでお世話になったマットレスにお別れしましょう!
オススメ
マットレスの捨て時はいつ?とお悩みの方も多いはず。
まだまだ使えそうだし・・・でもカビが生えてきてる気がする?
へたってしまったり、カビが発生したマットレスを使い続けるのは体にも良くありません。
正しい替え時や発生したカビの知識を身につけましょう!
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