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朝弱い、起きれないは、克服できる!
起きられないことって不眠と同じように辛い悩みの一つですよね。誰かに相談しようとしても「意思が弱い」とか「だらしない」などと思われてしまうこともありなかなか人には相談できません。
でも、朝が苦手な人にとって、起きれない事は、気合や根性でどうにかなるものではありませんよね。寝る前に明日は起きれるかと不安になってしまいます。実は、生活習慣のほかにストレスや身体の不調、病気が原因で起きれなくなってしまうことがあります。
生活習慣が乱れていると体のバランスが崩れてしまい起きれなくなります。また強いストレスを感じてしまうと眠りにつくのが遅くなり睡眠時間が短くなることで朝起きるのが辛くなります。
十分な睡眠をとっているのにも関わらず朝おきれないのは睡眠障害という病気の可能性もがあります。睡眠障害と聞くと、眠れなくなる不眠症をイメージしてしまいがちですが、朝起きることができない、十分な睡眠をとっているのに日中眠気やだるさが出てしまうのは、睡眠障害特有の症状の一つです。
朝起きられないから自分はダメな人間なんだ!と悩んでしまう方も多くいますが、そんな風に悩む前になぜ起きられないのか原因を知って対策していくことが大切です。ここでは、起きれない原因とメカニズム、対策方法をわかりやすく解説していきますので順をおってみていきましょう。
朝起きれない、寝ても寝ても眠い人の原因とは?
- 朝起きるまで30分以上かかってしまう
- 起きていてもずっとだるさがある
- 昼間でも眠気が強い
- 家事や仕事しないといけないのに集中力が続かない
- うっかり二度寝してしまい会社や学校に遅刻してしまう
こんな悩みを抱えている人は少なくありませんよね?朝起きられないことで寝坊してしまうと、社会人なら自己管理が出来ていないと思われ、学生だとだらしないしっかりしろ!怒られてしまったりと色々大変です。
- 睡眠不足
- 病気(睡眠障害)
- 女性ホルモンの変化
大きく分けるとこの3つです。何故起きれないのか原因を知っておくことで改善ができるようになります。
昼間なのに眠い…だるい。起きるまで時間がかかる人は睡眠不足の可能性大
夜更かしや短い時間しか寝ていないと睡眠不足になってしまうのは当然ですよね。人は寝る事で、脳や身体を回復しますから、睡眠不足だと疲労が溜まったままになるのでスムーズに起きれなくなります。
睡眠不足で脳の疲労が蓄積されてしまうと、正しい判断ができなくなったり、やる気がでなかったり、集中力が続かなくなったりします。精神的にも感情のコントロールができなくなるため、ちょっとしたことでイライラしたり、怒りっぽくなったり感情の起伏が激しくなります。
さらに自律神経やホルモンバランスが崩れてしまい体調不良に…朝起きれない、日中も眠気が取れないのは脳や身体の疲労が残っていることが原因です。
起きれない1番の原因は睡眠の質の低下です
良く寝たのにおきれない、眠気がとれない人は、睡眠の質が低下している可能性があります。睡眠の質が低下してしまう主な要因がこの7つ!
- ストレス
- 深夜の食事
- 寝酒やコーヒー、喫煙
- 寝る前のお風呂
- 激しい運動または運動不足
- 不規則な生活
- 自律神経の乱れ
ただ、いきなりすべてを直そうとするとそれがストレスになり寝れなくなってしまうこともあるので無理のない程度に改善していきましょう。
では、何故上記のことが寝不足を招いてしまうのか解説していきます。
ストレスについて
本来ストレスは睡眠をしっかり取ることで解消されるのですが、精神的なストレスを受けすぎてしまうと眠りが浅くなってしまいます。聞いたことのある人もいるかと思いますが、睡眠には深い眠りのノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠があります。睡眠時は、ノンレム睡眠とレム睡眠が約90分間おきに交互に繰り返されています。
ノンレム睡眠とレム睡眠の役割
レム睡眠は、脳が活発に活動している睡眠です。心拍も不規則になります、血圧も変動します。夢を見ている時がこのレム睡眠になります。一方ノンレム睡眠というのは、脳が休息をとっている睡眠です。そのため、心拍も減りますし血圧も下がります。
レム睡眠は身体を休息させ、ノンレム睡眠は脳を休息させる役割があります。
ストレスを感じてしまうと寝不足になるのは、このノンレム睡眠が深く関係しています。人間は、起きている間の出来事や情報をすべて脳で処理しています。そのため脳には疲労が溜まっていきます。
脳の疲労を回復させるには、深い眠りのノンレム睡眠が必要になってきますがストレスを過剰に感じてしまうと、それを解消しようとレム睡眠が働きます。するとノンレム睡眠が短くなり、脳の疲労が回復しないまま起きることになります。その結果、寝ても寝ても疲れやだるさが取れなくなります。
深夜の食事について
寝る前の食事や遅い時間の食事をすると、体内で消火活動が行われてしまうので睡眠の妨げになってしまいます。質の良い睡眠をとるためにも規則正しい食事を心がけましょう。マウスを使った実験でも普段眠っている時間に食事を1週間与え続けると大脳皮質や肝臓の抹消時計がずれてしまう結果もでています。
寝る前の飲酒
寝つきを良くするために寝る前にお酒を飲まれる方がとても多いです。飲酒することで眠気が強くなり、寝るまでの時間が早くなることは認められている一方、睡眠の質は著しく低下してしまいます。
飲酒によって睡眠前半のレム睡眠が減少してしまい、睡眠全体でも浅いノンレム睡眠に多くなり睡眠の質と量を悪化させてしまいます。
また飲酒は、睡眠時無呼吸を悪化させる報告もされています。日本だけではなく各国の研究機関でも寝る前の飲酒は、睡眠時無呼吸と深い関わりがあると示されています。
コーヒー
コーヒーに含まれているカフェインには、覚醒作用があり睡眠の妨げになってしまいます。カフェインはコーヒーだけでなく、緑茶、チョコレートにも含まれているので寝る前に摂取するのは控えましょう。
小さいお子さんや敏感な方は就寝時間の5~6時間前から控えた方が良いとされています。
どうしてもコーヒーを飲みたい場合、ノンカフェインのものがおすすめです。
またコーヒーの代わりに安眠しやすいハーブティもおすすめです。バレリアンやカモミール、ローズバッズピンクなどは、安眠効果があるので欧米では昔から寝る前によく飲まれています。
喫煙
たばこに含まれるニコチンには強い覚醒作用が含まれており、寝る前の喫煙してしまうと寝れなくなるだけでなく、睡眠の途中で目が覚めたり、深い眠りに着けなくなることがわかっています。
さらに、睡眠時無呼吸症候群の発症リスクも高めてしまうので寝る前の喫煙を控えましょう。
寝る前のお風呂について
お風呂には、体温を高める効果があり寝つきが良くなります。ただし、お風呂に入るタイミングは重要です。
朝に入ってしまったり、午後の早い時間に入ってしまっても効果がありません。深い睡眠をとるには寝る間際が良いとされていますが、寝つきが悪くなってしまうこともあるので理想は、就寝の2~3時間前に入ることです。
また深い睡眠をするには熱めの湯船に入ることが良いという報告もありますが、身体に負担がかかってしまうこともあるのであまりおすすめできません。効果的なお風呂の入り方は、ぬるめのお湯なら25~30分ほど、熱めのお湯なら5分程度が寝つきに効果的です。
しっかり汗をかく半身浴も寝つきに良い効果があります。色々な入浴方法を試して自分に合うものを選択しましょう。ちなみにぬるめのお湯は38度、熱めのお湯は42度です。それ以上に高い温度は、体に負担がかかってしまうので控えましょう。
激しい運動または運動不足
寝る前に激しい運動をすると、体温が上昇してしまい興奮状態になってしまうので眠りを妨げてしまいます。また運動不足も睡眠の妨げになってしまうので適度な運動は必要です。
実際の研究でも1日に30分以上の歩行を週に5日以上を行っている人は、寝つきが悪くなることや寝ている途中に目が覚めてしまう確率が低いことがわかっています。適度な運動は質の高い睡眠を得られるので朝起きれないことの改善につながります。
日ごろ運動不足の人は、寝る前にストレッチをするのもおすすめです。
不規則な生活について
人の身体には体内時計があります。この体内時計は、睡眠のタイミングを決めるだけでなく、ホルモンの分泌や生理的な活動を調節し、質の良い睡眠を促してくれます。これらの準備は意識的にすることはできないので規則正しい生活が必要になります。
不規則な生活を続けると体内時計が乱れてしまう事で質の良い睡眠がとれなくなり、朝起きれなくなったり寝ても寝ても眠いといった症状が表れます。バランスの良い食事や適度な運動も必要ですが、決まった時間に布団に入り体内リズムを整えることが大切です。
自律神経の乱れについて
自律神経は、身体が受けた刺激や五感で感じた情報に反応して機能する神経のことをいいます。
例えば、血圧を高くしたりや低くしたり、血管の収縮、胃腸の活動など自分の意思では動かせませんよね。運動したら汗をかいたり、レモンや梅などもすっぱいものを食べたりすると唾液が沢山出ます。そのような作用はすべて自律神経が担っているわけです。
自律神経には、普段活動しているときに働く交感神経とリラックスしているときに働く副交感神経があります。この2つの神経がバランスよく交互に働くことによって健康を維持しているわけですが、このバランスが崩れてしまうと良質な睡眠ができなくなり起きれなくなります。
仕事や学校のストレスや緊張状態が続いてしまうと交感神経がずっと働いてしまい副交感神経の働きが弱まります。副交感神経は、主に休息している時やリラックスしている時や睡眠時に働き身体の修復するのですが、必要以上に交感神経が働いてしまうと身体の修復が追い付かず睡眠に支障をきたしてしまいます。
自律神経の改善には、ストレスや緊張状態を減らすことが大切ですが、それらを意識的に変えるのはなかなか難しいことです。そこで自分なりのストレス発散方法や緊張状態をほぐす方法を見つけることも大切です。
朝起きれないを改善する一番良い方法は、規則正しい生活をすることです
規則正しい生活をすることで体内時計が正常に働き、良質な睡眠を取れるようになります。良質な睡眠が取れれば朝起きれないといった症状の改善につながるだけでなく、脳が活性化するので勉強や仕事の効率もあがるようになります。ここではただ起きるのではなく、すっきり起きれるようになる対策方法を紹介します。
朝すっきり起きる方法と対策を紹介
一番の改善方法は上記でもお伝えした通り規則正しい生活を心がけることです。ですが、仕事や育児などしていると規則正しい生活をすることは難しいですよね。それに規則正しい生活をしようと意識しすぎてストレスになってしまうこともあります。
無理をしない程度に次の対策方法を実践してみてください。
朝起きれないを解消するために有効な方法
朝のちょっとした行動で起きやすくなるので参考にしてみてください。
- 朝起きたらカーテンを開けて朝日を浴びる
朝日を浴びることは体内時計をリセットしてくれるだけでなく、脳を覚醒する効果があるので効果的です。毎朝、朝日浴びることが理想ですが、朝起きれない人にとって布団からでてカーテンを開けるのも辛いですよね。そんな時は光目覚まし時計を使うと良いですよ。
カーテンを開けるのも辛いという人はこんなアイテムがあります。
- 二度寝をしない
二度寝をしないことは、とても大切!二度寝は気持ちいいですが、寝坊や朝起きれなくなる癖がついてしまいます。それだけでなく脳が覚醒するのを妨害するので目が覚めてもぼーっとしている時間が長くなります。
- 起きたら口の中に何か含む
朝起きてすぐに口の中に何か入れることで脳が刺激されて覚醒しやすくなります。起きてすぐにガムを噛んだり、飴を舐めたり、お水を一杯飲むだけでも効果はあります。就寝前にベッドから手が届く範囲に置いておくと便利ですよ。
- 部屋の温度調整をしておく
冬場は、部屋が寒いとなかなかベッドから出ることができませんよね。起きる時間に合わせてエアコンで温度調整をしておくことが大切です。
- 朝ごはんを食べる
脳を活性化するには、エネルギーが必要です。特に朝はエネルギー不足になっている状態なので朝ごはんをきちんと食べることで脳が覚醒しやすくなります。また、朝ごはんをしっかり摂ることで集中力もあがるので勉強や仕事の効率もあがります。
朝スッキリ起きれるように夜寝る前にすること
すっきり起きるには、寝る前の行動も大切です。
- できるだけ決まった時間にベットに入る
決まった時間にベッドに入る習慣をつけることで身体が、寝る時間を覚えます。これを習慣にしていけば、寝つきもよく質の良い睡眠が取れるようになりますよ。
- 食事やお酒は、寝る3時間前に済ませる
食事やお酒を飲むと眠くなりますよね。でもそのまま寝てしまうのは質の良い睡眠の妨げになってしまうのです。食事や飲酒は寝る3時間前に済ませることにしましょう。
- ベッドに入ったらスマホをいじらない
よくやってしまいがちですが、寝る前のスマホの操作は脳を覚醒してしまうので寝つきを悪くし、質の良い睡眠のできなくなります。スマホに使用されているLEDは、太陽光と同じ効果があるので寝る前にスマホをいじってしまうと自律神経が乱れてしまい寝れなくなります。
寝る30分~1時間前には、スマホをいじらないようにしましょう。
- 電気やテレビをつけた状態で寝ない
暗いところでは落ち着かない、テレビや明かりがないと寝れないという方いますが、テレビや電気をつけたまま寝ると、浅い睡眠しかできないため疲れが取れにくくなってしまうのです。寝ている時でも、人間の五感は常に働いているのでテレビや明かりをつけたままにしてしまうと、脳が休息を取れない状態になってしまうのでやめましょう!
- 軽いストレッチをする
寝る前に激しい運動は、睡眠の妨げになってしまいますが、ストレッチくらいの軽い運動であれば、寝つきを良くして質の良い睡眠を出来るようになります。
朝起きれない、寝ても寝ても眠いという人は上記のことを試してみてください。ただ、これだけのことを毎日続けるのは大変ですよね。まずは、最低でも1つは試すようにしていきましょう。
スッキリ目覚めるためには、夜ぐっすり眠ることが重要です。起きれない人には、寝付きが悪かったり、眠りが浅い人も多いです。理想的な快眠を手に入れる方法についてはリンク先のページで詳しく解説してあります。
起きれない事で寝坊や遅刻が多い人には睡眠の質を上げる眠活サプリがおすすめ
起きれない事で不安を感じているなら睡眠をサポートしてしてくれる眠活サプリで質の高い睡眠を手に入れるのも一つの方法です。眠活サプリには、ストレスを軽減させる作用や深い眠りを誘う作用、疲労回復する成分が含まれているので摂取することで質の高い睡眠がとれて朝すっきり起きれるようになります。
- 快眠・安眠できる成分が含まれているかチェックする
- 粒の大きさや匂いなど飲みやすさをチェック
- 飲み続けても負担にならないかチェック
朝起きれるようにするために必要な成分は、ギャバ、グリシン、L-テアニンなどの睡眠の質をあげる栄養素です。ただ栄養素が入っていれば良いというわけではなく、含有量もしっかりチェックしておきましょう。
眠活サプリの中には、効果的な栄養素が少ししか入っていなくても「○○成分配合」と表記できてしまいます。配合量が表記されていない眠活サプリは、含有量が少ないことが多く効果も期待できません。
それから、毎日飲むものですから粒の大きさや匂いも気になるところですよね。大きくて飲みにくい、匂いがきつくて続けられない事がないように事前にチェックしておくことが大切です。
また眠活サプリは、薬と違い即効性はありません。ですが長期間飲み続けることで効果を得られます。長期間使うものですから負担にならない価格の眠活サプリを選ぶことも大切です。定期コースのものや数ヶ月間のセット販売されている眠活サプリは、比較的安く購入できるのでおすすめです。
朝シャキっと目覚められる睡眠サプリ「潤睡ハーブ」
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価格 | 5,980円(税込み) |
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成分 | クワンソウ・ギャバ・ラフマエキス・クロレラ・ヒハツ・金時ショウガ |
初回限定 | 1,980円(税込み) |
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睡眠サポート機能性表示食品として認められた睡眠サプリ「爽眠α」
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成分 | L-テアニン・クワンソウ・大麦乳酸醗酵液ギャバ・ビタミンB6・ビタミンB1 |
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医療現場でも用いられる植物ハーブの成分で良質な睡眠とすっきりした目覚めを実感できる眠活サプリ「nemlis」
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※ドラッグストアなどの店頭で売られているサプリは、効果のある成分が少なく商品自体ほとんど添加物で作られていることがよくあります。安価で購入しやすいですが期待できる効果がないのでおすすめできません。
起きれない原因は病気(睡眠障害)のせいかも
睡眠障害というのは、睡眠に関連した病気の総称になります。
睡眠に関わる病気というと不眠症などを思い浮かべる方が多いでしょうが、実はそれ以外にも多くの病気があります。ここでは簡単に睡眠障害について説明します。
不眠症について
不眠症という言葉を一度位は聞いたことあると思いますが、ほとんどの方が寝れない病気と言う認識が強いのではないでしょうか。不眠症の症状には、寝つきの悪さだけでなく、何度も目が覚めてしまったり、眠りが浅くすぐに覚醒してしまったりなどの症状もあります。
主な原因は、ストレスと言われていますが、この他にも不規則な生活や、薬の副作用などもあります。不眠症が続いてしまうと寝れないというストレスや緊張から症状が悪化してしまう方も少なくありませんので早期の改善が必要になります。
過眠症について
過眠症は、不眠症と逆で十分な睡眠をとっているのにも関わらず、日中に強い眠気が生じてしまう病気です。寝ても寝ても眠いという方は過眠症かもしれませんね。
過眠症には大きく分けると3つのタイプがあるといわれています。
- ナルコレプシー
日本人に多いのがこのナルコレプシーです。
ギリシャ語でナルコは麻痺、レプシーは発作の意味を持つ病気で、日中自分の意思と関係なく眠りに落ちてしまうほどの眠気に襲われます。酷い場合では、眠たいと思う前に寝ていることもあるので自覚症状がない方も多いそうです。
世界では1000人~2000人に1人の割合で発症すると言われていますが、日本では600人に1人がナルコレプシーで苦しんでいると言われています。
- 特発性過眠症
ナルコレプシーと同じと考えている方が多いですが、この二つの症状は大きく特徴が違います。特発性過眠症は、夜間に十分な睡眠をとっても日中睡魔に襲われるという点においては同じですが、日中の睡眠時間に大きく差があります。
ナルコレプシーの場合、短時間(10~30分以内)の睡眠を繰り返しますが、特発性過眠症は1時間~4時間とかなり長い間眠ってしまいます。またナルコレプシーよりも有症率が低いこともあって治療法も確立されていないので効果的な治療は今の段階ではありません。
- 反復性過眠症
こちらは非常に稀な症状ですが、一日のほとんどを寝ている病気です。1日16時間~20時間寝るとも言われていて原因や効果的な治療法もわからない謎の多い病気です。
睡眠呼吸障害について
睡眠呼吸障害は、睡眠中の呼吸が正常に出来ないことの病態を示す総称となります。代表的なもので睡眠時無呼吸症候群がありますね。一度位は聞いたことあるかもしれませんが、この睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に舌が沈下してしまい気道をふさいでしまいます。
そのため、口呼吸になり、大きないびきをかいたり、呼吸が停止してしまうことに…呼吸が停止してしまうと当然血液中の酸素濃度が低くなります。酸素濃度が低下したままだと死んでしまいますよね。そうならないために脳に覚醒反応が起き、呼吸を促し再開します。
睡眠時無呼吸症候群の方は、これを一晩に何度も繰り返し行っている状態になります。実際に目が覚めていなくても脳は何度も覚醒しているわけですからぐっすりと質の良い睡眠が取れるわけがありません。
この睡眠時無呼吸症候群は、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞を起こしやすくしてしまうので寝ている時に、いびきや呼吸の停止を家族から指摘されたら早めに専門の医療機関で検査や治療を受けましょう。
概日リズム睡眠障害について
人の身体は、1日のリズムを調整するために体内時計が備わっています。この体内時計が正常に働くことで、体温やホルモンの分泌、自律神経などのリズムが調節され、日中が活動状態になり夜は休息状態へと身体切り替わります。これを概日リズムと言います。
概日リズム睡眠障害は、このリズムの切り替えができない状態になってしまうことです。体内時計の周期は約25時間です。1日の周期は24時間なわけですから、人の体内時計とでは約1時間のずれが生じますね。
このずれは、本来生活をしていく中で修正されていくものですが、修正できない状態が続いてしまうと体内時計のリズムが崩れてしまい、朝起きれなかったり、睡眠をとっても眠気が取れなかったり、頭痛、倦怠感、食欲不振などの身体に不調をきたしてしまいます。
起立性調節障害について
起立性調節障害は、自律神経失調症の一種で成長期の子供に多い病気になります。症状は、朝体がだるくなり起きられなくなったり、立ちくらみ、頭痛などの体の不調の他に不安やイライラなど精神的な症状も出てしまい不登校などの原因になってしまうケースも非常に多いです。
起立性調節障害の詳しい原因と対処法はこちら
⇒ 起立性調節障害に悩む子供たち
むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)について
その名の通おり脚がむずむずとしてしまい、じっとしていることが出来なくなってしまう病気です。むずむず以外にも痒い、痛いなどの症状があり夕方から深夜に異常な感覚が出てきます。脚を動かすことで症状が和らぐのですが、じっとしている症状が出てきてしまいそれが原因で寝付けなかったり眠りが浅くなってしまう原因になります。
睡眠障害は様々な種類があります。自覚症状のあるものから、人に指摘されないとわからないものまで様々です。睡眠障害をそのまま放置してしまうとうつ病や生活習慣病になってしまうリスクも増えてしまいます…
生活習慣を正せば症状が改善する病気もありますが、正しい治療を行わないと治らないものもあるので、もしかして睡眠障害かも!と思ったら専門の医療機関で検査、治療をすることをおすすめします。
起きれないのは女性ホルモンが影響している場合も
男性と違い女性は、生理や妊娠・出産、閉経などで女性ホルモンが変化していきます。生理前は、朝だるくて起きるのがつらかったり、妊娠中は体調の変化や不安で寝ても寝ても眠かったり、逆に不眠になってしまうこともあります。
更年期には不眠になる女性も多く女性の場合は年齢を重ねるごとに睡眠障害の発症率も上がっていきます。
生理前は眠くて起きれない
生理前はどうしても身体に変化が表れてしまうものです。人によって症状の差は様々ですが、多くの女性が日中眠気を催してしまう悩みを抱えています。何故生理前は眠くなってしまうのか、その原因について簡単に説明しますね。
女性ホルモンは、エストロゲンとプロゲステロンがあります。エストロゲンは、生理から次の排卵までの時期に多く分泌されこの時期は低温期になります。
逆にプロゲステロンは、排卵から生理までの時期に分泌され体温が高くなります。生理前に眠くなるのは、このプロゲステロンが多く分泌されているからです。
人の体温にはリズムがあり、基礎体温が高くなったり低くなったりメリハリがありますが、プロゲステロンが多く分泌されることによって基礎体温が高くなってしまうことで、メリハリが無くなってしまい質の良い睡眠が取れなくなってしまうのです。そのため睡眠時間を多くとっていても眠りが浅くなり朝起きれなかったり、日中眠くなる原因になります。
生理前の眠気は本人にしか理解されないこともあるので辛いものですよね。男性には、生理前の辛い症状を理解するのは難しいですし、女性でも症状の差があるのできちんと理解してくれない人も多いです。
対処方としては
- 朝起きたら日光を浴びること
- 大好きな朝食を取ること
- ストレスを発散して気分転換すること
やっぱり朝日を浴びると身体が覚醒しやすいのでおすすめです。それと、朝食に好きなものを摂ると幸せな気持ちになりますよね?
実はこの幸せに感じることが大切です。
生理前は朝起きるのがつらい…そんなイメージを持ったままにしてしまうと、あまり辛くないことも辛く感じてしまうのです。レモンや梅干しようにすっぱいものをイメージすると唾液がでますよね?でも唾液を出そうとしても出ませんよね?
イメージを変えるだけで身体にも変化が表れるので、朝起きたら辛いというイメージから、朝起きたら大好きなものが食べられると意識を変えるだけで生理前の眠気が改善するかもしれません。
ハーブティーで生理前の眠気や朝起きれないを解消
生理中の眠気は、女性ホルモンが崩れてしまっているのが原因。ルナテアには、生理前の不調や重い生理痛など女性特有の悩みをケアしてくれるチェストベリーやブラックコホシュ、ショウガが配合されています。その他にも女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンやビタミンB群もう豊富に含まれているので身体にも美容に良いハーブティーです。
ルナテアは初回980円で、定期購入などの縛りがなくいつでも解約できるので始めやすく人気があります。
ハーブティーを飲むことでリラックス効果や身体を覚醒する効果があるので朝すっきり起きたい人にはおすすめです。
価格 | 4,980円(税抜き) |
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成分 | チェストベリー・ブラックコホシュ・ショウガ・難消化デキストリン・ビタミンB群(B1、B6、B12)・ビタミンC・イソフラボン |
初回価格 | 980円(税抜き) |
特典 | 送料無料・いつでも解約OK |
ただ、何をしても改善しない場合や症状が酷い場合は医療機関で診てもらうことをおすすめします。眠りの質が著しく低下してしまう月経前不眠症の可能性や強い眠気に襲われる月経関連過眠症の可能性もあります。
妊娠中は眠くて起きれない
妊娠初期には、生理前と同じプロゲステロンという女性ホルモンが分泌されます。そのため妊娠初期は、日中でも眠むくなります。ですが妊娠中期には改善されることが多く、そこまでの心配は必要ありません。
ただ、妊娠後期になるとエストロゲンが多く分泌されるようになり寝つきが悪くなってしまうことがあります。そのため質の良い睡眠が取れなくなってしまい朝起きれなくなってしまうことも…
妊娠中眠気に襲われるのは普通のことなので、そこまで気にせずに眠くなったら寝てしまっても問題ありません。眠くなるということは、身体が休みを求めているサインです。なので無理せず寝てしまうことも大切ですよ。
妊娠初期は特に安静にしていないといけない時期ですから、眠気を感じたら身体を休めることが大切です。
妊娠中の睡眠に異変を感じたら病気の可能性も大!
妊娠中は、体系や体質が変わりやすいので睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群になってしまう可能性があります。妊娠中の睡眠時無呼吸症候群になると、妊娠高血圧や赤ちゃんの発達障害などのリスクが上がってしまうので早期の治療が必要です。
家族にいびきや息が止まっているなどの指摘を受けたら睡眠外来の受診をおすすめします。
出産後は寝不足になってしまい朝起きれない
出産後の身体には様々な変化が起きています。これまで分泌されていた女性ホルモンも減少し、母乳を作るためにホルモンバランスが大きく変化することで自律神経が乱れ質の良い睡眠が取れなくなります。
それだけではなく、赤ちゃんのために昼も夜も関係なく育児をしなければならないため十分な睡眠時間が取れません。それによって朝起きれなかったり日中強い眠気を感じてしまいます。産後はできるだけ身体を休めることが大切です。赤ちゃんと一緒に日中の短い時間でも寝るようにしましょう。
更年期で朝が起きれなくなる
更年期の女性の約半分の方が不眠の悩みを抱えています。何故更年期になると不眠になってしまうのかというと、閉経後に女性ホルモンが減少してしまうからです。女性ホルモンは、上記での説明した通り、エストロゲンとプロゲステロンの2種類がありこれらが睡眠に大きくかかわっています。
更年期になってしまうとこの女性ホルモンが減少するため寝つきが悪かったり、眠りが浅くなってしまったりして朝起きるのが辛くなってしまいます。さらに、ホルモンバランスの変化から自律神経も乱れてしまうため質の良い睡眠がとりにくくなってしまい、寝汗をかいたり夜中に目が覚めてしまうこともあります。
更年期には、そのほかにも身体に色々な変化がありますから、それらの症状にイライラやストレスを感じてしまい寝れない、起きれない症状を悪化させてしまうケースがあります。
対策としては…
冷えの改善
血行を良くすることが大切です。血行不良が原因で体が冷えてしまい寝つきが悪くなったり質の良い睡眠が出来なくなってしまうことがあります。血行を良くすると身体が温まり、リラックス状態になりますので良質な睡眠ができるようになり朝すっきりと起きれるようになります。
アロマテラピー
アロマテラピーは、リラックス効果や睡眠の質を上げるのに効果的です。アロマの匂いが鼻を刺激し自律神経に作用するためにストレスやイライラが解消され質の良い睡眠ができるようになります。ラベンダーやバニラの香りには寝つきを良くする効果があります。逆に、ミントやジャスミンなどは覚醒効果があるので朝起きれないときには効果的です。
最近ではおしゃれで気軽にアロマが楽しめるアロマディフューザーが人気です。
睡眠薬の治療
不眠や寝つきが悪くなってしまい朝起きれない状態がずっと続くのであれば治療が必要になります。治療方法としては、睡眠薬になることがほとんどですが、薬に頼りたくないという方は、漢方や睡眠サプリがおすすめです。
更年期の辛い悩みを解消する睡眠サプリ「エクオール」
専門のドクターと共同開発された更年期の辛い悩みを解消する睡眠サプリです。更年期に減少してしまう女性ホルモンに似た働きをするエクオールが辛い症状を緩和し、質の高い睡眠取れるようになり朝すっきりとした目覚めを導きます。
漢方には、即効性がありませんが身体の体質を改善する効果がありますし、サプリには身体に足りない栄養素を補う事で質の高い睡眠を取ることが期待できます。睡眠薬と違い副作用もありませんし、更年期のあらゆる症状の改善にも効果があります。
朝起きれない、いくら寝ても眠いという症状を放置しないことが大切
人生の3分の1は睡眠です。ですから良質な睡眠をとることは、身体の健康維持や脳の休息にも必要なことです。逆に良質な睡眠が取れなくなってしまうと、身体の機能が回復せず、脳の疲労も溜まっていく一方です。
その状態が続けば、免疫力が低下してしまい様々な不調が身体に表れることに…さらに精神面でも悪影響があります。朝起きれないことで不安になったり、ストレスを感じてしまい気持ちが不安定になってしまうことも。また日常生活にも影響がでてしまいます。
脳や身体の疲労が回復できないために、集中力が欠如してしまい仕事でミスをしたり、判断力が低下してしまうことで思わぬ事故を起こしてしまうこともあります。
起きれない状況が続くのは、身体に何か異変が生じている可能性が高いです。そのうち治るだろうとそのままにしておくと、取り返しのつかない事になりかねません。一時的な症状であれば、あまり気にすることはありませんが、症状が改善されなかったり、悪化したりしてしまったら早めに対策が必須です。
朝どうしても起きれないという状態が続くと、学校や仕事、大切な用事があるのに寝坊してしまうという恐怖心から、夜なかなか眠れないという症状も合併しやすくなります。すっきりした目覚めを手に入れるためには規則正しい生活をして、体内リズムを正常に保つことが大切!様々な睡眠障害や睡眠の悩み、寝方や睡眠薬に至るまで情報満載の関連記事もぜひご覧ください。