皆さんは、マットレスはいつまでも使用できるものと思っていませんか?中には、今使用しているマットレスを、「いつ購入したか分からない…」なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
衣服や物に替え時や捨て時があることと同様、マットレスもまた、定期的に買い替える必要があります。
では、マットレスの替え時について考えてみましょう。
このページの目次
マットレスと睡眠の関係性~「替え時」を見逃さない!~
ベッドや布団、さまざまな寝具がある中で、マットレスを使用している方もいらっしゃるでしょう。
そのマットレス、いつから使用しているか覚えていますか?物に替え時があるように、マットレスにも替え時があります。
「最近しっかり眠れていない気がする…」睡眠に不安を抱えているのだとしたら、それはマットレスの劣化によるものかもしれません。
実は、マットレスと睡眠には深い関係性があるのです。
質の良い睡眠は寝具から
わたしたち日本人の平均睡眠時間は6時間~7時間。つまり、1日の4分の1は睡眠時間なのです。
それだけ長い時間をマットレスなど寝具の上で過ごすにも関わらず睡眠のために使用する寝具は、一度購入するとそれで終わりとしてしまっている場合が多く、定期的なメンテナンスを行うこともないでしょう。でも、物が時間の経過に伴い劣化するように、マットレスも確実に日々劣化しています。
その上、私たちの体型や体質も日々変化があります。購入した当時は身体にフィットしていたとしても、時間が経過することで身体に合わなくなっていることもあります。
その証拠に、近年増加している睡眠障害の原因の一つに「寝具の不一致」を挙げることができます。
寝ている間に使用する寝具が身体に合っていないことにより、肩こりや腰痛、頭痛などを引き起こし睡眠の質を低下するのです。
寝具を身体に合ったものに変えるだけで、しっかり睡眠できるようになったという体験談も多く、それだけ寝具と睡眠に深い関係があることが分かります。
質の良い睡眠は、寝具から。「最近、眠りが浅いなぁ…」と思ったら、それの替え時を伝えるサインなのかもしれません。
マットレスを使用するメリット
さまざまな寝具がある中で、マットレス人気は上昇しています。
では、マットレスを使用するメリットをみてみましょう。
寝具には大きく分けて「ベッド」「マットレス」「布団」の3種類あります。
マットレスのメリットは「扱いやすさ」「耐久性」そして「体型に合ったものを購入できる」などがあります。
元々腰痛持ちであったり、寝室がフローリングで床が固い場合で、できれば「ベッドを使いたい」とき。ベッドは、ベッドフレームが必要となるため、かなり幅を必要とします。広い部屋であれば問題ありませんが、ワンルームなどの狭い部屋の場合、フレームがあるだけでかなり大がかりなものとなってしまいます。
その点マットレスであれば、フレームが不要で、引っ越しで処分する際にも家庭ごみとして処分することができます。(マットレスでも、コイルを使用しているものは不可)
処分できるという意味では布団も同様ですが、布団だとたたむ手間があるにもかかわらず、湿気が溜まりやすく、うっかりそのままにしておくと床や畳が発生することも…。
どの寝具にもメリット・デメリットはありますが、部屋や体型、体質に合ったものを選ぶことが重要です。
マットレスの役割
マットレスの役割、それは他でもない「質の良い睡眠を得るため」です。
私たちが仰向けの状態で眠りにつく場合、腰に最も重力がかかっていると言われています。
全体の約44%もの力が腰に集中していることからも、朝起きたら腰が痛いと感じるのも無理はありません。
つまり、この腰に集中しがちな重力を分散させる役割こそがマットレスの役割です。
マットレスの種類
一言でマットレスと言っても、種類があることをご存じでしょうか。
マットレスの買い替えを検討しているのであれば、種類を知ることから始めましょう。
- ボンネルコイルマットレス
らせん状に巻いたコイルスプリングを連結させたマットレス。適度に硬めで、強い弾力があるのが特徴。通気性が良く湿気がこもりにくい。
- ポケットコイルマットレス
コイルスプリングを小さなポケットに入れてマットレスに敷き詰めてあるもの。身体にフィットしやすく、寝心地の良さが魅力。価格はやや割高。
- 高密度連続スプリングマットレス
コイルを高密度に配置しているので耐久性が高い。ホテルなどで使用されている硬めのもの。
- 低反発マットレス
体を圧迫せず、包み込まれるような寝心地が魅力。通気性が悪く、夏は暑い。
- 高反発マットレス
適度な硬さで圧力を分散させる効果あり。ただ、ウレタンなので通気性が悪い性質がある。
種類があるからこそ、その中から自分が睡眠に何を求めるかを重視しながら選ぶ必要があると言えます。
マットレス選びのポイント
マットレス選びの最大のポイント、それは「身体の圧をできるだけ均等に分散できること」です。
「マットレスの役割」でも記述したように、重力を分散することがマットレスの役割です。でも、人それぞれ体型や体質は異なります。
誰にでもフィットするマットレスなんてものは存在せず、「自分に合った」ものを選ぶことが重要です。
以下では、マットレスを選ぶ際のポイントをご紹介します。
- 睡眠時の姿勢が「心地よい」と感じるか
- 寝返りをうちやすいか
- 揺れを感じないか
- きしむ音などがないか
- 通気性の良さ
毎日使用するものだからこそ、通販などで購入するのではなく、直接店舗に行きまずは体験することをおすすめします。
何でも同じでは?と思いがちですが、マットレスによって、硬さや寝心地が全く違うことに気づかされますよ!
マットレスの替え時
マットレスにもいろいろあるとわかったら、次に問題となるのが、「いつ替えたらいいの?」そう、替え時です。
では次はいよいよ、マットレスの替え時についてみてみましょう!
意外と知らない!?寝具の寿命
普段、気にしない寝具の寿命ですが、大まかにみて「10年前後」が妥当です。
もちろん、素材や使用者の体重、使用頻度等によって異なるため、10年以内であっても劣化が進んでいる場合もありますし、反対に10年以上でもまだ問題なく使用できる場合もあります。
ただ、たいてい10年前後から何かしらの支障が表れる場合が多いと言われています。
寿命を過ぎたマットレスを使用する危険性
寿命を過ぎたマットレスを使用していると、あらゆる危険性があります。
最大の問題点としては、「身体に歪みが生じる」こと。
マット全体をみると、経年に伴い体を支える中心部に凹凸が出始めます。人はたいてい、同じ部分で同じ態勢で眠るため、凹凸の上で眠ることになりそうなると身体の歪みや痛みの元となります。
心地よい態勢にするための寝返りもうちづらくなるため、睡眠の質の低下に繋がります。
この歪みは大人もさることながら子どもへの影響が深刻で、質の悪い睡眠を続けていると、成長ホルモンの分泌や脳機能の発達にも影響を及ぼす可能性も…。
成長にとって睡眠は必要不可欠。もしも、お子さんのマットレスがご兄弟やご親戚のおさがりなど劣化しているものの可能性があるのであれば、買い替えも視野に入れましょう。
替え時?マットレスの見極め方
普段、マットレスや寝具を見る機会がある人でない限り、寝具の変化に気づくことは困難です。
特に、ご夫婦やご家族で同じタイミングで購入した場合、同様に劣化していくので劣化に気づきにくいと言えます。
替え時かどうかのマットレスの見極め方をご紹介します。
- マットレスの中央分にへこみがある
- 体重をかけると、軋みが出る
- コイルが用いられているものの場合、横になるとコイルを感じる
その他にも、同じように眠っているはずなのに、朝起きたときに身体に不具合がある、何となくすっきりしない…なども替え時のサインかもしれません。
あなたのマットレスは替え時!?身体に合った寝具で快眠を!
朝スッキリ目が覚めることができたら、すがすがしい気持ちで一日をはじめることができます。
睡眠が私たちの生活に与える影響は思っている以上に大きく、それだけ寝具にはこだわる必要があるのです。
ここで、「このマットレス、もう寿命かな?」なんてなかなか考えないことを、一度考えてみませんか?
気付きにくいマットレスの替え時のサインにいち早く気づき、身体に合ったもので眠ることこそ、心も身体も健康にする秘訣ですよ。
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