分割睡眠でも大丈夫?知っておきたいデメリットとやり方

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分割睡眠という言葉を聞いたことはありますか?
通常の夜一回の睡眠を、一日数回に分けるというものです。

あなたは、分割睡眠派でしょうか?
分割睡眠でなければ、やっていけないという人もいますよね。

分割睡眠には、健康を危険に晒すリスクも隠れているため、
自分の睡眠体質をきちんと知った上で、計画的に実践していくことが大切です。

今回は、健康維持のための分割睡眠のコツをご紹介します。

分割睡眠とは?

まず、分割睡眠とはどのようなものかを確認しておきましょう。
夜の一回、数時間で眠るのが普通でしょ?
という人にとっては、睡眠の意外な側面が見えてくるかもしれません。

睡眠手法のひとつ

分割睡眠は、専門分野では睡眠の取り方のひとつとして認識されています。
これに対し、一般的となっている夜一回の睡眠は「単相性睡眠」です。
分割睡眠は、海軍やNASA、深夜シフトのある業界などでも取り入れられる睡眠法なのです。

実は、動物的本能

人間以外の動物のほとんどが、危険を回避するために分割睡眠で生きているそうです。
実は、今ほど文明が発達していない時代では、人間もこの睡眠法で過ごしていました。
自然により近い生活であり、頼れるモノ技術も少ないことから、分割睡眠で安全と効率性を確保していたんですね。

分割睡眠のパターン

一日の睡眠を複数回に分ければ、それが分割睡眠です。
夜の睡眠で、睡眠サイクルに合わせて、40~90分程度の睡眠と起床を小刻みに繰り返すパターンもあります。また、夜の一回の睡眠時間を短くして、他の時間帯で睡眠時間を別途確保するパターンもあてはまるでしょう。

仕方なく分割睡眠:みんなの実情

現代の生活スタイルや睡眠事情を見渡してみましょう。
本人に希望や興味があるか、ないかに関わらず、分割睡眠でないとやっていけない…
という人も少なくないようです。あなたにも、あてはまっていませんか?

勉強での分割睡眠

夜中まで勉強する学生さんや社会人の中には、分割睡眠を取り入れている人も多いです。難易度が高かったり、大量のインプットが必要だったりすると効率性を考慮しないと大変ですよね。
分割睡眠のほうが学習効率が上がると認識している人たちだと思います。

仕事での分割睡眠

とくに夜勤のある職業に就いている人たちは、分割睡眠に慣れないときついかもしれないですね。また、家庭と仕事の両立で夜に長時間の睡眠が難しく、分割睡眠でしのいでいる人もいます。

育児や介護での分割睡眠

赤ちゃんは分割睡眠派です!ママは、一日を通して赤ちゃんの分割サイクルに合わせることになると思います。要介護の家族がいる人の中には、夜中に起きて対応しなければならないというケースも考えられますね。

老化でも起こる分割睡眠

年齢を重ねると睡眠必要量の減少や深い睡眠力の低下が見られます。夜中に何度も目が覚める人も少なくありません。年配の人は、自然に分割睡眠になっていると考えられます。※睡眠障害とは別です。

分割睡眠が必要な人、適する人はいる

あてはまらない人を探すのが難しいくらいですね。

分割睡眠が必要な場合も、分割睡眠の特徴を無視して、生活の流れに任せてしまうのは危険です。思わぬ健康リスクを負う可能性があります。また、個人の睡眠体質の面から見ると、分割睡眠には向き、不向きもあるようです。

分割睡眠のデメリット・注意点

では、重要ポイントに入ります。分割睡眠のデメリットや注意点を確認しましょう。

体内時計が狂いやすい

一日に何度も睡眠を取ることは、体内時計の規則性を壊す可能性と隣り合わせです。
体内時計が狂ってしまうと、生活習慣病や疾患のリスクが高まります。
自律神経やホルモンバランスの調整にも影響を与えている要素です。

睡眠問題を軽視しやすい

夜の睡眠の質が悪いため、日中に眠くなってしまい、分割睡眠が必要になっている人がいます。
分割睡眠をすることで、しのげることもあるでしょう。

でも、そもそもの「夜の睡眠の質が悪い」原因が、睡眠障害や不眠症予備軍としての症状だったら、分割睡眠は単なるその場しのぎにしかなりません。

それらの症状を見逃していると、軽い睡眠障害でも深刻化する可能性が高まります。

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慣れるまでリスクがある

ほとんどの人が、夜一回の睡眠のほうを習慣にして過ごしてきていると思います。
分割睡眠は、確かにひとつの睡眠法です。でも、切り替えて慣れるまでには時間を要します。
慣れるまでは、日中にボーッとしてしまったり、寝ようと思うときに寝付けなかったりすることも少なくないでしょう。ペースを掴むまでは、疲労回復がうまくいかないこともあります。

分割睡眠の是非は体質次第

分割睡眠は、一人ひとりの睡眠の個性によって、向き不向きがあります。

まずは、自分に必要な睡眠の長さを知りましょう。
8時間の人もいれば、6時間でOKの人もいます。

そして、自分の睡眠のサイクルを把握しましょう。
一サイクル=90分という説もありますが一人ひとり微妙に違います。

どうしても分割睡眠が必要な人も、自分の特徴を把握して合わせていくことが大切です。

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通常睡眠も分割睡眠も質の確保が重要

睡眠については、時間や長さを基準に説明されることが多いです。
時間や長さは目安にはなりますが、単純計算で自分の睡眠を測ることはおすすめしません。

何よりも確保すべきなのは、「睡眠の質」です。
短い時間でも睡眠の質が良ければ、健康も気力も維持できるのです。
逆に、長い時間を睡眠に充てていても、健康と気力が伴わないこともあります。

関連記事:睡眠の質を劇的に上げる!2018年最新ノウハウ集

健康を維持する良好な分割睡眠のコツ

分割睡眠でどんなことに気をつければ、健康的に実践できるのかをご紹介します。
何となく分割睡眠になってしまっている人も、計画的な実践に切り替えましょう。

分割でも一定化を考慮する

分割睡眠でも、決まった時間に睡眠を取ることを心がけましょう。
これにより、体内時計が乱れを緩和できます。
慣れてくると、それが一定サイクルとして根付くのです。
とくに、夜の数時間の睡眠では徹底されることをおすすめします。

睡眠サイクルに合わせる

自分のレム睡眠とノンレム睡眠の時間の長さを知りましょう。
私たちは眠っているとき、眠りについて、深いノンレム睡眠に入ってから、浅いレム睡眠になり、再び深いノンレムに戻ることを繰り返しています。

深い眠りのあとのレム睡眠のときがスッキリと目覚めやすいです。
一般的には、90分のスパンと言われます。さらに明確に自分の睡眠サイクルを知り、合わせて睡眠時間を調節しましょう。

メイン睡眠とサブ睡眠を区別

睡眠時間を分割したとしても、メインとサブを区別しておくことをおすすめします。
メインの睡眠は、できる限り夜に持ってきましょう。
また、メイン睡眠の長さは最低、3時間は確保するのが理想です。

夜中と昼間では、明るさも音も、周囲の生活環境に付随する心理も大きく異なります。
言うまでもなく、夜のほうが睡眠には適していて、深く眠れます。
このため、回復力も高いのです。

また、眠りについてから2~3時間で得るノンレム睡眠時に、組織修復や成長のためのホルモン分泌が活発になるそうです。この条件は全体睡眠を考えても確保しておいたほうがいいでしょう。

まとめ 分割睡眠は計画性が不可欠!

分割睡眠に対しては、いろいろな意見があり、その効果にも二極化がみられます。

・分割睡眠には、体質によって向き不向きがある
・分割睡眠は、自分の睡眠の特徴に合わせて計画的に行っていく

これらを無視すれば、健康リスクにつながることもあります。
これらに配慮すれば、睡眠の質を確保することも、仕事や勉強、日常生活で活かすことも可能だと思いますよ!

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moco

熟睡できるのは健康の証☆彡 睡眠で上手にパワーチャージするために、いろいろな方法を試してきました。 眠れない人が眠れるように、眠れている人はさらに眠りの質を上げられるように、 決しておおごとではない、小さくて、簡単なコツをお伝えします。 少しでも、一つでも、深い眠りにつながることを見つけてもらえたら嬉しいです。 皆さんの不安な気持ちが晴れて、毎日の休息時間が楽しみになりますように。