起きている時には何ともなかったのに、いざ眠ろうと横になったら鼻づまりで寝付けない…なんて辛い経験はありませんか?
鼻水はだんだん溜まってきて寝苦しく感じたり、それが喉に落ちることで咳き込んだりと、睡眠時の鼻づまりは非常に厄介なものです。
この誰もが経験のある「鼻づまり」が睡眠障害の原因ともなっていることをご存知でしょうか?
日常茶飯事だと放っておくと、十分な睡眠がとれず、日中の注意力や集中力が低下することで、作業効率が落ちるばかりでなく、事故やケガを引き起こすリスクも高まります。
花粉症の時期でもなければ、特に風邪をひいているわけでもないのに引き起こる不快な鼻づまりの原因と解消法をご紹介します!
このページの目次
寝る時に鼻づまりが起こる原因
まず、鼻呼吸が大切なのは吸い込む空気に適度な温度と湿度与えてくれるからです。。
鼻を介して酸素を体に取り入れることで、喉を乾燥した空気から守り、ウイルスの侵入を防ぐという重要な役割を担っています。
鼻づまりが起こる原因は1つではなく、いくつか考えられます。
自分の症状を確認し、適切な対処をしていくことが重要になります。
アレルギー性鼻炎
鼻の粘膜が炎症を起こし、腫れてしまい、鼻腔(びくう)の空気が通りにくくなることで起こります。
ハウスダストや動物によるアレルギー、花粉などによるアレルギー性鼻炎の特徴はさらさらとした水っぽい鼻水です。
鼻水のつまりにより鼻通りが悪くなるのではなく、鼻炎によって粘膜が腫れることが直接的な原因です。
蓄膿症などの病気によるもの
鼻に炎症が起きることで膿が溜まってしまう症状です。
例えば、風邪をひくと免疫力が低下し、鼻の粘膜の抵抗力も落ち、最近に感染して鼻の病気を引き起こしやすい状態となります。
最近に感染した鼻水はドロッとして粘着性があり、鼻腔内に溜まり、これがつらい鼻づまりの原因となります。
鼻の病気が原因の場合には、放置していると、手術が必要な程に悪化する可能性もあるので注意が必要です。
鼻の構造によるトラブル
先天性またはケガによる影響で鼻の骨が曲がってしまい、空気の通り道が細くなっていることが原因で鼻づまりを起こしている場合も考えられます。
鼻中隔湾曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)は、先天性の疾患です。
鼻中隔という鼻腔の内部を左右に分けている軟骨組織があり、成長途中で大きく湾曲していまうことで鼻の左右どちらかを圧迫し、空気の通りが悪くなってしまいます。
他には、粘膜の腫れを繰り返して慢性化すると、腫れが戻りづらくなり、鼻ポリープになってしまうこともあります。鼻腔をふさぎ、重い鼻づまりを引き起こします。
水分不足
水分不足でむくみ、鼻づまりの原因ともなる可能性があるので、特に就寝前は十分な水分を摂取してから眠る必要があります。
カフェインを含むコーヒーや緑茶などは利尿作用で逆効果となる為、白湯やハーブティー(就寝前はカモミールやラベンダーなどのリラックス効果が高いものがオススメ)、常温の水が理想的です。
オススメのハーブティーをご紹介!!
◆メスマー カモミール
“メスマー”は、ドイツ皇帝から御用達業者に任命さらたこともある格式高いティーブランド。
“カモミール”は、独特の優しい香りとほのかな苦みが特徴の代表的なハーブティーの1つです。
リラックスしたいときや、おやすみ前に飲むのが特におすすめ!!
ハーブティーの中でもカモミールはどのタイミングで飲んでも良いので、仕事の合間にホッと一息つきたい時や夜寝る前のリラックスタイムに楽しんでいます。
鼻がつまってイライラしてしまう前に、カモミールの香りで心も体もリラックスさせましょう。
片方だけ鼻づまりが起こる理由
片方の鼻だけがつまるという現象を経験された方は少なくないのではないでしょうか?
私もやっと鼻づまりが解消した~!!と喜んだのも束の間…今度は逆の鼻がつまってしまい、なかなか寝付けなかったといった経験は数えきれないくらいです。
それでは、なぜ片方の鼻だけがつまるということが起こるのでしょう?
実は鼻呼吸というのは、大体「片方の鼻だけ」で行われていることが多く、両方の鼻で同時に鼻呼吸を行っていることは少ないのです。
鼻呼吸時に使っていない方の鼻は詰まっている状態のことが多く、およそ2.5時間おきに、鼻呼吸に使う鼻を交代しています。
これを「ネーザル・サイクル」と言い、生理現象なのです。
ただし、いつも同じ方がつまっていたり、左右同時につまってしまうのは、病的なものなので耳鼻科を受診しましょう。
他にも、「寝返り」や「枕の高さ」などが関係していることもありますし、寝る時に横を向いて寝る癖のある人は、血流が悪くなり片方だけの鼻が詰まりやすくなることもあります。
その場合には、枕やパジャマなどを見直してみることで改善出来る可能性もあります。
寝る時に試したい!鼻づまり解消法
寝ようとして鼻づまりになってしまった時にでも、ちょっとした工夫で緩和することが出来ます。
ここでは、すぐに実践が出来る、手軽な鼻づまり解消法をご紹介します!
1.鼻のツボを押す
目頭と鼻の付け根にある「晴明」、左右の小鼻の横にある「迎香」というツボ、これらを押すことで鼻づまりが緩和されます。また、この「晴明」と「迎香」を結んだ直線(鼻に沿ったライン)を指で擦るのも効果があります。
3秒押したら、少し休み、また押す…といった調子で数回繰り返してみましょう。
これは寝ながらでも出来る方法なので、まずは試してみて下さい!
2.鼻を温める(蒸しタオル)
鼻付近の血行を良くすることも効果的な方法です。お風呂に入っている時や温かい飲み物を飲んでいる時に、蒸気の影響で鼻の通りが良くなった経験はありませんか?
蒸しタオルを使用することで、それと同じ状態を作ってあげるのです。
濡らしたタオルを軽く絞り、500Wの電子レンジで30秒程加熱します。それを、鼻の上部、目に近い場所に乗せて温め、血行を促進させます。
この時、同時に蒸しタオルの蒸気を吸い込むことで鼻の中に適度な湿度を与え、鼻の機能を回復させる効果も期待出来ます。
3.ペットボトルを脇にはさむ
詰まっている鼻と逆の脇にペットボトルを挟めるだけの簡単な鼻づまり解消法です。
これは自律神経の仕組みを利用しており、脇は圧力を感じると反対側の交感神経が刺激を受けるとされています。
交感神経が優位になると血管が収縮し、炎症が鎮まります。これを利用して行うのがペットボトルを使った鼻づまりの解消法です。
例えば、右の鼻が詰っているなら左の脇にペットボトルを挟みます。これだけで鼻の炎症が治まって鼻の通りがよくなるのです。
4.首のうしろを温める
首を前に曲げた時にボコッと出る骨のすぐ下のへこみに「大椎」というツボがあり、ここを温めると鼻づまりが改善されます。
寝ているときであれば首の後ろを触って温めるだけでも十分に効果を感じられます。
寒い時期に活躍するネックウォーマーや蒸気の温熱シートなどを利用して温めるのもオススメの方法です。鼻づまりを緩和するだけでなく、リラックス効果もあるので心地良い眠りへと導いてくれます。
5.加湿をする
乾燥は鼻の粘膜の敵です。さらに、湿度が低いことでハウスダストやウィルスも浮遊しやすいことも問題となります。
家に加湿器がある場合には、60~70%の湿度に設定しましょう。
加湿器がない場合には、濡らしたタオルなどを部屋に干したり、マスクを着用することで鼻を温め、口から吐く息の湿気で鼻の乾燥を防ぐことが出来ます。
潤いと香りを部屋中に満たしてくれる加湿器はこれ!!
◆Vacplus アロマディフューザー
強い噴霧量と弱い噴霧量は二段階調整が可能です。
超音波うるおいアロマディフューザーでミストを吹き出し、部屋の乾燥や肌荒れを防ぎ、部屋の中のホコリや花粉も抑えることができます。
お好みのアロマの香りで心を癒し、健康的な生活習慣を作り出すことが出来る優れもの!
安心の静音の設計!騒音を35デシベル以下抑え、空焚き防止機能付きで、お出かけ、就寝などの長時間の使用が出来ます。
6.布団よりもベッドで寝る
ハウスダストや菌などは床から15cm以内の高さに貯まると言われています。
つまり布団で寝るのは、床から15cm以内の位置で呼吸をすることになるので、アレルギーなどがある場合はベッドで寝るようにすると影響を受けにくくなります。
私はハウスダストに反応してしまうので、ベッドに変えてからは快適な睡眠を手に入れることが出来ました。
まとめ 寝る時に起こる鼻づまりの原因をつきとめる
鼻づまりにはいくつかの原因が考えられるので、まずは自分の鼻づまりがどのタイプなのかを見極めることが大切です。
そして、ご紹介した解消法の中から、複合的に組み合わせることでより強力な効果が期待出来るので、いくつか同時に試してみることをオススメします!
また、たかが鼻づまりと軽視せず、あまりに長引いている場合には耳鼻科を受診して、状態を悪化させないようにしましょう。